<大災害発生のタイミングについて>


 罪滅し編から解ったことではあるのですが、別に大災害は22日未明に起こると決まってるわけじゃあなく、(災害前に梨花死亡・入江死亡は発生している模様ですが)罪滅し編においては別の日、26日に起きたりもしてるわけです。
 …じゃあ。
 この、大災害(二人の死)発生のタイミング…ってのは、果たしてどのように捉えればよいのでしょうか。


 大災害発生までの各編のスケジュールを、絵にしてみる。



      6/19     6/22     6/26
祟殺し編:――――→発生
暇潰し編:――――→発生
目明し編:――――――――――――――――――――――→未発生
罪滅し編:―――――――――→発生
士郎E:



 さて、(五項目目は気にしないで下さい)
 どうして編ごとにこのような差が現れるのかについて考えてみたいわけなんですが、
 これだけ見ると目明し編罪滅し編がイレギュラーっぽく見えるわけです。
 ありていに言って、大災害は大体デフォで起こる“ことになる”んだけど、罪滅し編は何らかの事情で大災害の発生が“遅くさせられ”、目明し編に至っては大災害が“起こらなかった”、と捉えることもできる。


 で、少し話は飛びますが、
 ひぐらしにおいて“毎回毎回死ぬ奴”として名前が挙がるのは、「富竹、圭一、魅音」あたりなわけです。
 しかし暇潰し編罪滅し編における古手梨花の独白から察するに、彼女は…どうも何回も何回も死んでいる(殺されている)模様です。
 …その年に色々な人が死ぬ可能性を彼女は知っているはずなのに、「唱和58年に自分が死ぬ」、とだけ予言をしてみせる以上。(暇潰し編
 本当に毎回死んでて一度も生き残れやしないのは、梨花なんじゃないのか…という見方もできるわけです。


 んで話は元に戻りますが、
 上記(上の絵)四編に共通する事項として、梨花の死が挙げられます。
 死に方は“神社境内で開腹された状態で発見される”とほぼ共通しており、わずかに目明し編のみ“詩音に返り討ちにされ自殺”、となっています。
 罪滅し編でも同じ死に方をしていますが、死亡日および入江の死亡日および大災害の発生日は他編と異なるわけです。


 ここでちょっと考えてみますと、罪滅し編には“梨花が今回の自分の死に様を予言する”というシーンがでてきます。
 この時点での梨花は、自分の死に方を「黒焦げ」と表現していますが、これは……展開から判断しても、“レナがおかしくなって校舎を占拠し人質を取り、撒いたガソリンに引火して爆死”というあたりで間違いないでしょう。(実際自らの死の予測をした後、梨花は一応レナの元へ向かい、楽になる薬として注射器を渡そうとしてもいます。)
 つまり何が言いたいのかというと、「占拠事件において梨花が死ぬ目は十分にあった」のではないか、という事です。
 

 つまり。
 …詩音なりレナなりの手にかかり、梨花が殺されてしまえばそれでよし。
 …梨花が殺されないようなら、梨花死−入江死−大災害発動のコンボ発動によって梨花を始末。
 …また、「梨花の死が圭一の努力によって阻止される」といった大番狂わせになった場合も、すぐさま梨花死−入江死−大災害発動のコンボで梨花を始末。


 などという凶行に出る輩がいて、唱和58年における梨花殺害率100%を維持しているのではないか。
 ――などと推測するわけです。
 

 犯人がループ経験者だとは思いませんけど、犯人は、「梨花を」「唱和58年の」「祭の後に」「殺す」絶対の必要を持った人物ではないかな、…と思います。


 で、上記の動機から犯人を考えてゆくと、
 梨花が実は男で、「第二次性徴期を越えてまで村人の眼をごまかせない」と判断し、秘密裏に育てられ自分と外見が似通ってきた実妹を殺害し(あるいは殺害させ)、自分の死体に見せかけ村外へ逃走…なんて説は面白そうだとは思ったんですが。
 まあ、これはないかな…。わざわざ殺す必要とか全くないし。
 あと、『すべてがFにな(フォウングシャッ)


 罪滅し編の「TIPS:雛見沢だった訳」で梨花双子説が少し強まりはしましたけど。



<オリスク>


 やや進む。
 大災害の前あたりで何が起きてたのかを色々と考えているわけなんですが、祭り後の混乱から、入江は次殺されるのが自分だと思って一旦暴走した……のかも知れないなぁとか少し思った。
 というかお前の推理は過剰防衛説ばっかりですか。


<ホロゥ>


100%にならねーならねーと思っていたのですがようやくコンプリート。


 関係ないですが、
“冒険を始めるのなら14へ。やめるのなら14へ。”というテキストを見て
 「結局どっちも死ぬんじゃねえかよ」と脳内つっこみを入れられたプレーヤーは
 総数の1割もいねえだろうと思った。


 「ピップの冒険」なんて覚えてる奴、果たして何人いるんだ…。
(「ピップの冒険」:大昔の洋書ゲームブックの名シリーズ)
 でもコレの類似ネタ、確かCROSS†CHANNELにも出てきた気がするな…。


“あなたは武器を取りよく戦ったが、敵の数は多く、やがて魔物達は久々のご馳走に舌鼓を打った。
 ウォーロック・モーロックの邪悪な野望を阻止したければ1へ戻って冒険をやり直せ。”


 とかそんなテキストだった気がする。


 ゲームブック自体も面白かったけど、あの教科書みたいなガッチガチの翻訳文もツボだったなあ。懐かしい。