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５／５ ２２時追記。
２ちゃんねる検索を利用して（利用法がわからず手間取った）、ご紹介頂いた２ｃｈスレ（ひぐらしのなく頃に解part59）を見てきました。
…うう、自身の考察の突っ込みどころの多さに呆れるばかりです。いや、推理自体そもそも完成してないか。
とりあえず、
１．圭一の殺人を知りつつ周囲が見過ごす、てのはありえないだろう。
２．礼状もなしに警察が踏み込むわけがない。
３．沙都子にとって圭一が人殺しという認識が既に織り込まれているなら、風呂のシーンで普通に話してるのは不自然。
などという指摘を頂きました。
１に関しては、自分でもう〜ん、やはり苦しいか。と思います。
「沙都子を虐待から救えないから」を免罪符にできるのは圭一だけですかね…やっぱり。
まして圭一と親しい仲間なら、どうあってもやめさせようとするのが普通か…。
２は、土地の所有者が殺されているということもあるし、「犯人が潜んでるかも知れない」って事で立ち入りせざるを得ない状況だった、なんてのはどうでしょう。
カギが開いてて、入ろうとすると村人が異様な拒絶反応示して――みたいな状況だったら、犯人がいる可能性が低くても異常のある場所を確かめざるを得ないわけだし、警官としては礼状なしで踏み込まざるを得ないんじゃないでしょうか。全部憶測ですが。
３は、――たぶん、沙都子の演技ではないかと。
沙都子は三年前と昨年に引き続き、自分に襲い掛かるであろう祟りを内心激しく恐れているんだと思うんです。その祟りからの庇護をわかりやすく示していてくれていたのが、「梨花との生活」であり、梨花の友人として同居者としての「位置」、祟りから逃れ得そうな「立場」…だったと思うんですが、生活上の事情からやむなく戻ってきた鉄平により北条家へ連れ戻されてしまい、残された北条姓が二人、雛見沢村の中で暮らし始めてしまうわけですよ。しかも綿流しを前にして。
虐待も相当な負担だったでしょうが、自分に対してはっきり命中率を増した祟りに対する沙都子の恐怖は尋常ではなかったのではないかと思います。（…命中率？）
で。鬼隠し編の圭一よろしく、沙都子の孤独な反撃が始まるんだと思います。
鬼隠し編の圭一のように反撃の準備をし、
目明し編の詩音のように祟りの執行者を割り出そうとし、
そうして目撃することとなった執行者の姿――叔父に襲い掛かった人間は、なんと圭一。
時は綿流し。叔父は北条姓。状況が状況だけに、自分を虐待から救うために圭一が凶行へと走ったとは考えず、圭一と――おそらく圭一を操って凶行へと向かわせた誰かを、仕留めることを沙都子は考えたのではないでしょうか。
で、目明かし編の詩音のように、疑わしい奴を始末してしまったと。
残るは圭一のみ。
殺害の瞬間こそ見てないにせよ、帰ってこない叔父を恐らくは殺害しどこかに隠してしまった圭一が、翌朝ナタ持って家に乱入してきます。目的は「死んでない」と言われた沙都子の叔父を殺すためですが、沙都子にしてみりゃ自分殺すためにナタ持って突っ込んでくるのと大差ないでしょう。
さて、このナタ装備圭一の倒し方ですが、まともなやり方ではかないそうにありません。
何しろ殺る気まんまんです。
で、
１．虐待されてる風を装い、叔父の生存をさらに匂わせる。
２．圭一は圭一犯行後に叔父の目撃証言をした自分を、叔父より先には殺せない。少なくとも、叔父の所在を割り出してから殺そうとするはず。
３．圭一が自分を心配する風を装って診療所へと連れ出した。
４．沙都子「シナリオ通り！！」
５．でも信頼を寄せていた兄の面影を宿す圭一が執行者だったのはとても悲しい。
６．新入りだし、きっと連中に操られただけ。殺すほどじゃない、殺せない。
７．圭一は自分から叔父の所在を聞きだすためこちらを安心させようと試みる。
８．沙都子「シナリオ通り！！」
９．本音半分演技半分の曖昧な態度のまま、言葉巧みに橋の上に誘導し武装解除させ、突き落とす。圭一は事前に用意しといたシートに転落、気絶。
１０．一安心するとともに襲い来る深い孤独感。みんないなくなった、まだ危険は恐らく残ってる、このまま姿を消そう…とか考えている沙都子。
１１．そのとき、背後から足音がひとつ多く聞こえる。
１２．驚愕し振り返った先にあるのは――詩音の姿。
１３．なぜか「おまえはおまえはそうやって悟史くんも悟史くんまでもォォォ」とか叫びながら突っ込んできた詩音に一撃で殺られる。（スタンガン対全裸）
という流れなのではないかと。
…ああ、でもこの推理だと梨花と入江を殺したのが沙都子、という事になるのか。
どちらも微妙…。
梨花を殺したのが沙都子だとすると、殺害に至る経緯はともかく、腹を割く理由がない。
入江を殺したのが沙都子ってのは状況次第では十分あり得ると思うし、自殺に見せかけるのもあり得るけど、…睡眠薬とか、睡眠薬の場所とかはたしてわかるもんだろうかという疑問も。（まあこの辺はどうとでもなるけど）
それに双方を同一人物が殺したというのなら、そもそも片方だけ自殺に見せかけるってのは変。やるなら両方だろう。
片方だけ猟奇殺人にする必要性がまったくない。
へっ、あたしはオヤシロ様の祟りさえも殺し返してやったぜ！逆に綿流ししてやったぜ！どうだ見やがれ雛見沢の連中！ みたいなメッセージ性が…あるわけないか。バカ。
「皆殺し編」ではきっとこのあたりが語られるんじゃないかなあと思うため、続けて考察してゆきたいと思います。
