オリスク上がりました

<次回予告>
遂にオリスクを仕上げる事に成功したoramuda。
しかしオリスクの完成を代償として、奴は時間の感覚を失っていたのだった…。
「あはは…。やっと完成…あれ? 立てない…? 食べ物もない…? な…何で…?」
食料と金の尽き果てた家で、今、ひとつの命が終わる…。
次回、「さらば風雲の締切破り野郎」お楽しみに!


 …。


 腹へったよ…。
 気がついたら家に米と味噌しかないよ…。
 というかここしばらく味噌握りしか食ってねえよ…。


<オリスク作っててふと思ったこと>


 鬼隠し編がらみのオリスクを作ってて思ったんだけど、
 私がひぐらしの作者だったらやっぱり真犯人は魅音にするなあ、と思った。


 いや、ただ思っただけなんですけどね。


 …こういうメタっぽい考え方は、あまり好きじゃあないんですが…。


 鬼隠し編では真犯人解らない状態でうっかり真犯人殴り殺していた圭一が、巡り巡って――真犯人が誰かをつきとめ、そいつを殴りたくないという気持ちもわきまえた上で、あえて殴り殺す。
 こういう奇縁というかデジャヴというか重複する構図のようなものを踏まえ、その八編全体のラストシーン(クライマックス?)を、鬼隠し冒頭に出てくる撲殺シーンに重ねてあったら面白いな〜と思っただけなんですが。


 …まあ、あのシーンは「悟史が誰かを殴ってる」とかでもいいたぁ思うんですが。
 鬼隠し編冒頭のあのシーンが「鬼隠し編ラスト」の抜き書きでないのであれば、どこか別の時、別の場所で「圭一がレナもしくは魅音を殴り殺しているシーン」の描写であった方が作品的に締まるなあと思うわけで。


 …で。
 レナはヒロインの中で一番わかりやすく怪しい人物なワケで、また罪滅し編で反則に近い「私を信じて…」を出したりもしている。本編と関係薄い部分で人殺したりもしている。
 まぁ、ぶっちゃけ言うと「名探偵コナンとか金田一とかに出てくる、妙に怪しい動きをするけど、ただ後ろ暗い背景を持つだけの犯人じゃない奴」とか「犯人じゃないのに犯人扱いされて皆を恨まないまま死んでいく美談的キャラ」みたいな位置付けに見える気がするんだな。
 というか罪滅し編にて「除外される為の」色付けを強調されたようにも見える。妄想ですかそうですか。 


 まとめると、
 「ひぐらしのなく頃に」が、第一編の冒頭にあらかじめ八編全体のクライマックス持ってきといて、しかも構図も全く重ねている…みたいな作品構造なのだったら。
 レナではなく、魅音が真犯人あるいは圭一に殺されるだけの理由を持つ人、って事になるんじゃないかなぁ…と思った。



<でも魅音が犯人なんて正直あるのかよ>



 魅音は毎回毎回死ぬので犯人として見るのは難しいのですが…まあ一応、彼女が犯人だった場合の犯人像なんぞを考えてみると。


 何度シミュレートしても高い確率で死ぬ殺人犯なんてのが存在するとした場合、そいつは恣意的にしろ潜在的にしろ単なる自殺志願者なんじゃねえかなあと思う。
 つまり魅音を犯人にするのなら、自殺願望やら破滅願望やらをうんざりするほど持たせとかないと犯人たり得なさそうだ。
 魅音や沙都子は「裏」を見せてないので、あり得なくはねーともいえますが。
 だが、園崎魅音のキャラを考えてみると、そういう陰とは無縁そうでもある。


 この線でキャラが成り立たないか、もう少し考えてみると。


 詩音は詩音で確かに魅音の姉妹として存在するわけだけれど、実は魅音の中には「詩音」という別人格が存在していて、
 そいつは自殺願望破滅願望積載量超過みたいなキャラで(…詩音に失礼な気が)、
 村まるごと道連れに自殺したいとかむちゃくちゃな事を考えていて、
 その計画のために実は裏で凄い暗躍してるんだけど、でも下位人格の魅音には詩音人格の情報を知る事ができないので、「園崎魅音」は本当に何も知らない。
 あと自己破壊が目的でもあるので、自分が死ぬ瞬間にも別に出てきたりしない。


 …なんてのはどうだろう。
 いや――キャラ設定的に都合よすぎるか?



 でもなぁ。魅音は人気投票一位だったからなぁ。
 もし魅音がほとんどの事件の真犯人だったら、全国のミオンスキー同志諸君が決起し、ミオンスキー粒子をばらまいてMS戦を挑んできそうだ。07th-expantionに。