「ひぐらしのなく頃に」を推理する。

このブログは「ひぐらしのなく頃に」を推理していくブログです。
目明し編」まで一通りプレイしているので、目明し編のネタバレありです。
未プレイの方はご注意を。




目明し編を終えて、他編に対し新しく感じた事



 目明し編は、綿流し編の一部の解答を提示していた。

 消された悟史の影を追う詩音の行動が祟りの執行者への復讐へと変わってゆき……その結果として、お輌(字が出ない)、公由、梨花、沙都子、魅音の五名は詩音の手にかかり殺害されてしまった。

 しかしながら、魅音の死に際しての告白(井戸でスタンガンを突きつけられているシーン)は、“園崎家も結局祟りの執行者ではなく、また祟りの執行者の正体を何年にも渡って探しながら、ついに掴むことはできなかった”といった内容のもので、「目明し編を通じての詩音の行為はすべて冤罪にもとづく私刑でしかなく徒労に過ぎない」という構図が最後に成立してしまっている。

 この時の魅音の発言は、恐らく真実と思われる。監禁されながらあのシーンまで黙っていたのはどうも解せないが(異常なほど不信を鳴らす詩音には何言っても信じて貰えないと判断したのか)、しかしあの状況で嘘を言っているとも思えない。

 また目明し編では、富竹や鷹野の死…喉をかきむしった死体と山中で焼かれた死体についての解答は提示されず、新たな情報もなく、謎のままである。

 刺された圭一は生き延びたが、その後やはり死んでいる。死因は心不全
 死因不明だと心不全になるってのは、実は現実でも割とよく聞く話でもある。
 (まあ、事件性が皆無の状況に限った話なのだが)