罪滅し編予想
本家さんの方の製作日誌でジャケット絵が公開されました。
絵をよく見てから、以前公開されたこの文章の一部を読んでみます。
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「……あぁん、ライターあるわ。出すんね。」
彼はポケットのライターを探り当て、火を灯した。
そして、わずかの灯りで照らし出されたその光景を、恐らく理解できなかったろう。
目と鼻の先に、大斧を担ぎ上げたそれが立ち塞がっているなんて……ッ!!
「…………ッッ!!!!」
ガツッ!!!!
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絶対、みんなが思うはず。
「ああ…。レナ…。ついに殺っちまったのか…。」
それはさておき。
今日は軽めに、今夏発売となりますこの罪滅し編の内容予想をやってみます。
製作日誌を拝見すると、罪滅し編はある意味レナ編とも言える物語らしいです。
レナの物語に「罪滅し」という名が冠されていることを考えてゆくと、
やはりこの第六作目は、鬼隠し編にて「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と繰り返し呟いていたレナ自身の罪滅しに関連する物語でもあるんだろうな、と思います。
そしてそれとは別に、もっと大きな「罪ほろぼし」が別の場所で進行しているのではないでしょうか。
雛見沢で繰り広げられる、複数の罪滅しをめぐる物語。そんなお話なのではないかと。
ある意味レナ編と呼べる物語で、加えて圭一の見せ場が比較的多いそうなので、今回の探偵役はもしかしたらこの二人かも知れませんね。
もし、「信じられるのは自分とたった一人の仲間だけ…」というくだりが罪滅し編の事を示しているのなら、
家柄等の理由から他の仲間達を交えることができず、この二人だけが何らかの真相に立ち向かってゆく物語…ってことになるのかも知れません。
私の浅知恵で考えた「罪滅し編」のストーリー。
レナは雛見沢に戻ってきた後も軽微ながら現れていた“オヤシロ様”の症状を抱えていた。
レナは自分に症状が現れる理由を、「自分が、意識できないくらい心の奥底で雛見沢を出たいと思っているからだ」としていた。
オヤシロ様にあやまり続けながら、レナは普通の顔をして雛見沢で日常生活を送っていた。
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祭を控えたある日、なぜかレナの症状が重くなる。
そして、どれだけオヤシロ様に謝っても許してもらえない。
「もう雛見沢を出る気はないんだ…。だけどまだ、許してもらえないんだ…。」
と語っていた悟史を思い出すレナ。あの言葉はどこかで嘘だろうと思っていたけど…。
その悟史は、一年前の綿流しの後に消えてしまった。
つまり――今年の祟りは自分なのか、と怯え出すレナ。
↓
レナの態度がどこかおかしい事を察知した圭一、二人きりのときにレナを問いただす。
迷うが結局、圭一に症状を告白するレナ。
「祟りって、んなバカな」笑い飛ばす圭一。
キレるレナ。
圭一は日に日にやつれてゆくレナを心配し、「オヤシロ様」について調べ始める。
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ここ数年の事件について知り、確かに祟りっぽい…とか少し思い始める圭一。
レナはオヤシロ様に謝らないと謝らないととそればかりを繰り返している。
「レナ…。もっとちゃんとオヤシロ様に謝るったって…一体どうすりゃいいんだよ。」
「あら、そんなの簡単よ?」
振り向くとそこには鷹野三四の姿。
↓
「オヤシロ様に謝らせてやる」という鷹野の言葉を信じ、綿流しの日、奉納演舞の時間に神社裏手で落ち合う圭一とレナ。
富竹と鷹野が先導し二人を連れていった先は古手神社祭具殿。
「中に入ってオヤシロ様のご神体に直接謝ればいい」という鷹野。
禁忌に触れることを極端に恐れるレナはかなりの抵抗を示すが、結局今日はもう祭の日で、謝るなら今しかないという認識に背を押されるように祭具殿の中へと入ってしまう。
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レナはオヤシロ様のご神体に謝る。
祭具殿を出ると、既に演舞は終了し、沢に人が集まり始めてていた。
「あ…。綿流し、しに行かなくちゃ…。」「? 富竹さん達は行かないんですか?」
「くすくす。ここでお別れね。私達はこれから、“本当の”お祭を見に行くの。」
「…?」
別れる四人。
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その晩の内に富竹が死に、鷹野が消える。やがて鷹野の焼死体も発見される。
翌日、何やら怖い魅音に呼び出され、詰問されるレナと圭一は、その事を知り恐怖する。
祭具殿への侵入を問い質されたものの、綿流し編よろしくシラを切ってしまい、もはや園崎の魅音にも神社の主たる梨花にも相談できなくなった二人。
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自分達が二人同様に消される事を怖れる圭一と、祭具殿侵入を後悔し、その罪滅しをしなければと考えるレナ。
昨年消えた悟史は沙都子の兄と聞き、失踪前の悟史の様子/変化を沙都子から聞き出そうとする圭一だったが、ちょっとしたエピソードが語られる程度で特に手がかりなし。
表情を暗くした沙都子になぜそんなことを尋ねるのか不審がられ、慌ててごまかす。
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「なあ…去年、悟史ってヤツも消え…転校したんだろ。そいつは…なんで転校したんだ。」
「…わかんない。私はオヤシロ様に謝らなかったからだと思ってたけど。」
「じゃあ、そいつは…いつ消えたんだ。」
「綿流しの…三日後。」
タイムリミットは三日。
↓
これまでの年の「一人が死に、一人が消える」というルールが鷹野の遺体発見によって覆されたことを思い返し、レナは、
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でも、……三四さんを殺したことに、何らかの性急さを感じずにはいられなかった。私が理解していないだけで………「綿流し」を超える、もっともっと絶大なインパクトのある「宗教的イベント」が何かあるんじゃないだろうか……?
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などと考える。
圭一とレナはまず、祭当日に祭具殿で別れた二人の足取りを追うことにする。
別れる直前、鷹野は“本当の”お祭に行くと言っていた。
鷹野の死によってレナもまたそう考えたように、腸流しを模した「綿流し」、人体解体を模した「奉納演舞」以外にも、古い儀式が存在し、秘密裏に続けられてきたということなのか――? と調べてゆくうち、かつての雛見沢の歴史の中に「生贄の儀式」というものが存在したらしい事を知る二人。
古代、オヤシロ様の怒りを鎮めるため生贄は三日三晩をかけ鬼ヶ淵沼へと沈められたらしい。
二人は鬼ヶ淵沼へと向かうが、さしたる成果は得られなかった。
↓
そうこうしているうちにタイムリミットが近づく。
突然、父不在中の竜宮家に侵入してくる、男達の怪しい影。
レナは真っ暗な地下室に潜む。
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「……あぁん、ライターあるわ。出すんね。」
彼はポケットのライターを探り当て、火を灯した。
そして、わずかの灯りで照らし出されたその光景を、恐らく理解できなかったろう。
目と鼻の先に、大斧を担ぎ上げたそれが立ち塞がっているなんて……ッ!!
「…………ッッ!!!!」
ガツッ!!!!
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正体不明の男達を迎撃、混乱に乗じて追い散らし、レナは圭一と合流。
男達に立ち混じって動く入江の姿が見えたため、黒幕と認識される。
しかし本当は、家に侵入してきた男達の正体というのは、近頃特に様子のおかしい娘を保護してもらおうと竜宮父あたりに依頼され竜宮家を訪れた医療関係者達(拘束要員)だった。
↓
前原両親、こんな時にまたしても仕事で不在。
二人はやむなく山へと逃げ込む。
“消えてしまった”二人を探すため、青年団が山狩りをする。
自分達の安否を気遣っての捜索の手を、身を潜めてやり過ごすしかない二人。
↓
見つからないよう、やむなく山中の村境を超えて逃げる二人。
遠隔地にいてさえ祟りに遭って死んだ北条夫妻を思い出し、鬱になるレナ。
↓
捜索隊の来ない場所までたどり着いたが、食料もろくになく衰弱するしかない二人。
やがて、いつまでもここにいても仕方ない、と結論付ける圭一。
危険かも知れないが村に戻ろう。そして信じられる人に、あるいはなるべく大勢の人に、自分達の見たことをすべて正直に話そう。と提案する。
逡巡の果て、承諾するレナ。
↓
自分達の捜索状況がどうなってるかに多少の罪悪感を感じ、途中で見つけた山小屋から失敬したラジオをいじる圭一。
しかし電波の状態が悪いのか、「雛見沢…」とかいう単語が断片的に聞こえるものの放送の内容は聞き取れない。
↓
村全景が見下ろせる高台までやってきた二人が目にしたのは、
分校の校庭に並べられた無数の袋と、村中の家々から遺体の入った袋を運びだす化学防護服の人間達の姿だった。
「どういう…ことだよ。」
その時タイミングよくラジオの電波状態が回復し、雛見沢大災害の発生を二人に告げる。
死亡者1200超。
「私が……祟りを受けるべき私が村の外なんかに逃げたから、オヤシロさまがお怒りになって、村の皆を殺してしまった……! あははははははははははははははは」
レナの心が壊れる。
そして、こんな事を思う圭一。
ああ……そういえばタイムリミットって……昨日、だったんだな……
ひ ぐ ら し の な く 頃 に
(ズドゴォォォン)
以上、製作日誌にありました二文から想像を膨らませてみましたが、
…ていうか、何ですか? この鬼隠し編+綿流し編+祟殺し編÷30みたいな雑なストーリーラインは。目新しいものも何もないし。
やはり私の浅知恵ではこの程度が限界か…。