罪滅し編をやって、強烈に思い出したフリーソフトサウンドノベル



「ひとかた」


http://www.freem.ne.jp/game/rev/248.html




 これは、割と昔の作品なのですが、
 「ひぐらし」の「祭囃し編」で予想される大団円。そこへと向かっていく際に為されるであろうと推測される努力によく似たモノが、かなり丁寧に描かれている作品のように思われます。
(この大変回りくどい言い方は一応ネタバレを避ける為だと思ってくだせえ)


 お話自体も少年漫画もしくはライトノベルのような仕上がりを見せており、またサウンドノベルとしてもかなり優れた作品といえます。特に曲が良い。
(ミステリー要素はあるけどミステリではないです。現代和製伝奇物。)


 この作品に見る事のできる“ギミック”は直球ど真ん中ストレートながらも非常に丁寧かつ丹念に組み上げられており、また、多編構成である「ひぐらしのなく頃に」のプレーヤー視点からすると読んでいてなかなか興味深いというか、思わずくすっと笑ってしまう部分もあるかと思われます。
 ……言い方回りくどいなぁ。自分。


 結構な長編なのですが、普通に読んでもなかなか面白い作品なので。
 時間に余裕のある方はぜひご一読をオススメします。
 罪滅し編が一番好きだぜ、って人には特にオススメかもしれない。中盤以降熱いから。




<余談>


 実は今年始め頃、この作品の舞台としか思えねえ岡山県の某港町へと足を運ぶ機会があったのですが、どちらかというと「AIR」の舞台っぽかった。




<オリスク>


 「ひぐらしのエキサイティングになく頃に」(FLASH)の、手を繋いだ沙都子と梨花白鳥の湖のステップでリングの中に入るアホなシーンを見ていたら、なぜか…ここ一ヶ月くらいずっと書けずにいた二人のシーンが急にスラスラと書けるようになった。
 うん、テキストが進んだのは素直に嬉しいのですが、何かが違う。激しく違う。