昨日の続き

<昨日の続き>


鷹野が祭具殿に潜んでるとする。
で、彼女が行動を起こすタイミングが「誰かに見つかったとき」だとする。


…って考えると、別に刑事さんだっていいワケだ。
(勝てるかどうかは別として)




あと、梨花は祭具殿の中にいる鷹野のことを承知している可能性もあるかもしれない。
二人がグルって言うんじゃなく、純粋な被害者保護の名目で。
綿流し編にて梨花と圭一は校舎裏で“犬さん猫さん”なんて会話をするわけですが、アレが圭一や詩音のみならず「誰かから逃げてきたと話し自分のとこに隠れていた」鷹野のことも指していた、と考えると…。
“ぶるぶるにゃーにゃー”が祭具殿に逃げ隠れた鷹野だと考えると、あの問答も、富竹の死を知っていたことも、「忘れるといいのですよ。」みたいな突き放した事を言う理由も、ひととおり説明がつくかもしれない。(…まああの会話はどうとでも解釈できるんですが。)
また、不自然な注射器の出所とかも説明がつけられる気がする。


…ああでも、代わりの焼死体が見つかってるのに「逃げてきた」と話す人物は普通は信用できないか。
 でもまあ梨花は、園崎の親族会議はさておき村の対策会議に呼ばれなかったりもするから、(園崎の親族会議に呼ばれていたのも単に鬼婆の機嫌取りの一環かも)圭一が思うように村上層部の情報網に組み込まれていない可能性もある。別に知らなくていいし。
 だから鷹野の焼死体発見を知らない可能性もある、かも知れない。
 祭具殿のみならず梨花もまた「聖域」として隠れ家に利用可能なのかも。


今日の仮説まとめ。


鷹野は自分の身代わりの焼死体と富竹の死体を囮に、祭具殿に再侵入。

祭具殿を改めにきた梨花と遭遇、「誰かに襲われた、自分も殺される」などと怯えるふりをして保護を依頼。
「誰も信用できない、あと富竹の殺害容疑が自分にかかる事も明白だ、自分がここに隠れている事は誰にも喋らないでくれ」などと依頼。

富竹がうじ涌き病で死んだように話し、それに効果があるという薬剤の入った注射器を手渡しておく。(ここまで全編共通)

展開分岐により、梨花が詩音に吶喊して死んだり、レナが逃亡して事件を起こしたり、また何も起きなかったりする。(目明し編の鷹野は祭具殿の中で餓死か?…いやそれはないか・笑)

ズレは発生するが、入江が行動を起こすタイミングがだいたい来る。

同居の沙都子に気取られぬ時間帯、祭具殿に向かう梨花を襲って薬物で昏倒させ、鍵を奪う入江。

祭具殿内部を改める入江。

鷹野に奇襲を受け見事に敗北する入江。

鷹野、入江に睡眠薬を飲ませ職場に放置。

梨花を境内に引きずり出し解剖。

入江から奪った鍵で祭具殿に鍵をかけ、梨花の服と鍵をどこかに始末、さようなら。

大災害発生。


 うわー最後の方すごい雑。なにそれ。
 そもそも鷹野がこういう行動を取る理由がないし。
 一応考えてみると、解剖梨花を入江の犯行に見せかけたかった…というか殺っちまった入江の死に様を自殺に見せ掛け&その適切な理由を用意する必要に迫られたのか?
 でも捜査ファイルの大石の言葉じゃないけど、梨花や入江の死は翌日の大災害で吹っ飛んじまうからなあ…。


 ん?……ああ。
 梨花が腑分けされて、その手法には医学的知識の痕跡が認められて、そんでほぼ同時刻に入江が診療所で兆候も遺書もなく自殺してれば、いずれは「梨花を殺ったのは入江」って事で決着がついたかもしれないのか。
 十分な時間さえあれば。


 いずれも間をおかずに大災害が発生したから、その結論に辿り着かなかっただけで。
 …て事は、この仮説の場合、大災害を起こしたのは鷹野以外の人物の思惑、って事にならざるを得ないのか?
 でもなぁ。そんな都合のいい傍観者、いたとして神くらいだろう。


 ああ、じゃあ「梨花を解剖して入江が自殺しました」というカバーストーリーをでっち上げようとしたんだけどその過程で自分が犯人だという痕跡が残ってしまったので計画中断、大災害を起こして痕跡ごとぶっ潰しました、てのならどうだろう。
 いや…いくらなんでも…鶏を裂くのに核兵器を持ち出す馬鹿はいないか…。(笑)
 それに無計画すぎる…。(笑)



 うーん。何かがわかりそうなわからんような。