アニメ目明し編感想（祭囃し編到着待ち） - 神主が　温泉で　ラノベ読む

　本日は祭囃し編が到着するまでアニメ目明し編の感想でも書きながら待とうぢゃないか…という試み。
　一話ずつ視聴しつつのリアルタイム更新でございます。ちなみにそんな事をする意味は全くといっていいぐらいない。てか何でお前いつも見るの遅いの。

　アニメの方もいよいよ解編に差し掛かって参りまして、こっから先は怒涛のごとき謎解きを楽しむ――、はずなんですが結構そうでもなかったりするのが、さすがに四年半にも渡るじらしテクニックを使いこなす原作者の力量と言ったところ。
　人生なんて待ちプレイですか。そうですか。（←落ち着いてください）

＜アニメ目明し編感想＞

（１６話）
　葛西の声がなんか碇ゲンドウに聞こえてしまうのは耳がおかしいからですか。
　役にハマっているけど、今にも「冬月」とか言い出しそうで怖かった。
　続いてエプロン極道・葛西辰由の入場だぁーッ！　上着も脱がず背広の上にエプロンとは何の冗談なのかッ、そして声はもちろんゲンドウのまま。
　私の恐怖ゲージが早くも限界に達しそうなのですが絶叫してもよろしいでしょうか。

　魅音と会う際の詩音の変装。いやいやいやいや、制服と私服って、二人ともが“魅音の”服装で接触してたら変装の意味とかないんじゃ…。
　普段の魅音の格好した人が二人で喋ってるところ見られたら一発でそれ詩音だってばれるじゃねえかと。
　目出し帽を被って肩越しに喋ってましたがいやそれもどういうフォローかと。始めから顔隠すくらいなら服も当たり障りのないものに換えようよと。
　変装の方向性がぜんぜんわかんねえ。影武者との接触でも装っているのか園崎姉妹。凄い発想だァーッ！

　伝聞のみで沙都子への印象がどんどん悪くなってゆく過程の描き方はうまくまとめられてたなあと思う。ただ、詩音が悟史に肩入れする根拠の強調がちょっと薄弱だったようにも思う。薄暗い路地裏で手を差し出す悟史が光背負ってるみたいな原作描写は演出に生かしても良かったのでは。露骨ですか。そうですか。

　学校にてガチバイオレンス。閉塞状況下の鬱展開を衒いなく真っ向から描写。
　ぼかしたのは直接の殴打の瞬間くらい。特に盛り上げもせず、内面描写で溜めを作りもせず、淡々とバイオレンスに移行するこの辺は素晴らしいと思う。これでこそ鬱。
　ああでもしまった、このシーンの威勢のいい台詞の連発のせいで声がフルメタルパニックのハリセンの人みたいに聞こえ始めた…どうしよう…。

（１７話）
　神社階段のパンアップでさりげに富竹が写ってますね。ど真ん中に。
　うわあ悟史バット引きずってるよ…。ゾンビ映画とかで得物を引きずるのはよく見るけど、焦燥具合の表現としても良いですなあ。金属バットの軽い音を引きずりながら道をゆく悟史。どう見ても体調不良です。ここポイント。
　バットを草叢に落としこむわけですが、この時原作だと夕食後でしかも悟史は裸足のはずなんですが、その辺は違うのかも。
　北条玉枝登場。出演５秒。即死。襲撃者の声は悟史…でいいのかな。
　ああ…なんか後ろから一発ぶん殴った（っぽい）後に続けて何発も入れてますね。やっぱり後頭部を一撃して草叢に倒したのも、仰向かせて顔面を執拗に潰したのも、どちらも悟史って解釈でいいのかな。これ。

　魅音の格好しておもちゃ屋前の悟史に会う詩音。原作だとこのとき口調が詩音のまま（丁寧語）なんですが、ちゃんと修正されてましたね。原作を読んだとき、私はここでの「〜です」という口調の使用にあまり違和感を感じなかった為、むしろここは修正しない方が「知らず知らずに地が出始めてる詩音」を通じて態度の変化が表現されて良かったような気もしますが、まあそりゃどうでもいい事か。
　

　ケ！ジ！メ！　ケ！ジ！メ！
　深夜アニメの縛りの中でどう爪剥がしを描写してのけるか期待しておりました。
　先に起こる事を知っているだけに、村人の皆さんが普通にラフな格好で爪剥がしの見物に来ている点が物凄く恐怖を煽りますな。フォーマルでお越し下さい。頼むから。
　そしてまたしてもガチ描写。ちょっとはぼかしてよぉぉ。爪剥がした後の指とか描写しないでよぉぉ。
　しかも完治してない状態でバイトに行くとは…。この頃はウェイトレスではなく事務手伝いだったとは言え、自分のせいで牢屋に閉じ込められた叔父さんと顔つき合わせもする訳だし、仕事しづらかろうなぁ。

　大石が、“悟史はぬいぐるみを買えなかったらしい事”を喋っているが…、え？
　こりゃぬいぐるみ買う金で逃亡したという考えを述べたって意味かな。
　そんで肝心のぬいぐるみですが、まあ皆殺し編冒頭部の沙都子とのやり取りから考えて十中八九、あの人の家に置いてあって「悟史」とか勝手に名前付けられてると思う訳だが。

　叔母殺しの犯人は後で見つかったと告げられるわけですが、原作ではこれは本来ならもっと早い段階で見つかるはずでした的な情報の捕捉があります。
　こうなったのは単なる偶然の手違いらしいんですが、まあもしもこうなっていなかったら（犯人という男が事件直後に把握されていたら）警察のマークが外れて、悟史の失踪はもっと早まる事になったんだろうなぁ。
　祭当日は無理かも知れないが、翌日、翌々日あたりにはもう消えてた可能性高そう。

（１８話）
　通称オヤシロ様の祟りこと連続怪死事件を調べ始める詩音。
　続いて全編怪しさナンバーワン、看護婦の焼死を見せてやる！　鷹野三四の入場だぁーッ！　…もうそろそろプロレス入場ネタはやめたいと思います。
　大石と連携したり鷹野から村の黒歴史を聞かされたりスクラップ帳を貰ったり魅音の首を絞めたり一つ多い足音を聞いたりと、既出の死亡フラグを物凄い勢いでコンプリートしてゆく詩音。誰か止めてやれ。
　昭和５８年に移って圭一と遭遇するも、なんと固有結界は発動せず。ええー！？　爪剥ぎは描写したのに固有結界は再現しないのか。これじゃ圭一と悟史の差別化が曖昧に…。（必要ない）
　富竹登ｊ（中略）即死。

（１９話）
　ああうっかり。１８話ではまだ富竹死んでませんでした。死ぬけど。
　作画が怖い。なんかひたすら怖い。編の前半と後半で作画違うのかこのアニメ。
　さて、こっから詩音の暴走が始まります。
　鬼婆と魅音の怪しげな素振りから犯人と断定、スタンガンアタック＆地下祭具殿へ幽閉。「返してよ悟史くん返して返して」…やるなあ。千鳥かなめの声の人。
　祭具殿侵入を告白されたものの、詩音に庇いきれない事を告げ、そのままこの物語から退場してしまう結果となる詩音の味方、葛西。
　詩音を庇おうとしたんだけど失言一発でスタンガン＆幽閉を喰らってしまう公由。
　しかも次回予告ではもう吊られている。
　何つーか…アニメは原作とは描写の形が異なるわけで。近しい人から食い荒らしてゆく様ってのは見ててつくづく痛々しいものがありますな。
　さあ、そして２０話では意外や意外、あの御方が新たな刺客として登場だァーッ！

…あ。終わっちまった。感想。（２０話目以降は私はまだ見れない）
アニメのみ視聴の方はこの１９話まででもう、『魅音と詩音の入れ替わり』、厳密には『詩音による魅音のなりすまし』を把握していると思うわけですが、それを踏まえただけでは、まだまだ綿流し編終盤の混乱には整合性がつけられません。

・牢屋の中の詩音？が魅音？を「姉さま」と呼んだ理由
・圭一が腹刺されるのと同時間帯に詩音が転落死してる理由
・確かに圭一を刺しに来たはずの魅音が、後に井戸の底から、園崎邸での事件直後に転落死したと思われる遺体として発見された理由

先を視聴する前に、これらの謎について推理しておくと面白いと思います。
これらはちゃんと目明し編で解かれる謎ですので。

……来ないなあ。遅いなあ。佐川急便。

　メロンブックスを１１日に発送されてるはずなのにやけに届くの遅いなあと思って佐川急便に問い合わせたら、本日（１３日）発送で明日着とのこと。
　…いや、遅くなるならなるで別にかまわないんだけどさ、荷物の照会情報に１２日発送とか嘘書くのやめようよ佐川急便。外出する用もあったのに、それを信じたために家から一歩も出られず丸一日潰しちまったぢゃないか。
　そして…、暇に飽かせてこんなもん作っちまったぢゃないか。
　こんな…ひぐらしとは全く関係ないものを…。
　暇な方とわかる方だけどうぞお楽しみ下さい。

　　　　　＃＃＃　　たのしい長門劇場　　＃＃＃

＜レベル１＞：不平等というものを実感する。言い知れぬ失望を覚える。

http://www.youtube.com/watch?v=VQSypUaOxbk

＜レベル２＞：人から本心を言い当てられる。

http://www.youtube.com/watch?v=1AC08QFlO-I

＜レベル３＞：その一秒の為にものすごい時間をかける。

http://www.youtube.com/watch?v=sw4Ro-TX8ag

＜レベル４＞：一瞬で返答されるものの、ついムキになって食い下がってしまう。

http://www.youtube.com/watch?v=xqBXZ7LapF8&mode=related&search=

＜レベル５＞：ヤケになる。素行が荒れる。

http://www.youtube.com/watch?v=EQuAB3TRgEc

＜レベル５＞：閉じ込められてたので助け出そうとするものの、面白い人に先を越される。